2人のお子さんの小学校受験を経験したフリーアナウンサーの青木裕子さんによる、日々の「子どもとの学び」を提案する新連載がスタートします。小学校受験では、季節ごとの“植物”や“行事”について問われたり、生活力が問われるような試験がおこなわれます。365日様々なところにある「学び」のチャンスですが、慌ただしく暮らしていると意外と忘れてしまいがち。青木さんが子育てをするなかで、お子さんのために徹底的にリサーチをし、親子一緒に体験した「学び」の数々を毎月シェアしていただきます。
2023年が始まりあっというまに1月も後半ですが、この時期に青木さん一家が毎年必ず体験しているスポーツとは……。スポーツを通して感じる子どもたちの成長についても綴っていただきました!
『子どもにとって、いい教育って?』をあわせて読む
スポーツを通して感じる成長
子供の頃、ウィンタースポーツに縁のなかった私ですが、ここ最近は毎年家族でスキーに行きます。いろいろなスポーツに親しむことは人生を豊かにしますよね。年齢や言葉を超えて通じ合うきっかけにもなるかなと思います。
自分がやらないこともあり、ママ友から、幼稚園児でもスキーが出来るということを教えてもらったときは驚きました。実際に調べてみると、ゲレンデで開催されるキッズスキースクールって、3歳から参加可能なものなども多いのです。


そんな年齢から危なくないのかしらと最初は不安でしたが、あっという間に楽しく滑れるようになった息子たちを見ていると、小さいときに始めるのも楽しみが増えてよいなという気持ちに。思い返してみると、私がスポーツと縁遠いのって苦手意識が要因と言えなくもないような気がするのです。気付いたときには、「やったことがない」、「きっとできない」と感じることが増えていて……。今考えるともったいないことも多かったかも。
また、ゲレンデでの息子たちを見ていると、スキー場の暗黙の秩序にのっとって行動しているのを感じます。先生が誘導して並ばせてくれるわけでもないゲレンデで、周りの方との絶妙な距離を保ちながら楽しむ姿を見ると、スポーツを通して成長するのは身体面だけではないのだろうと感じるのです。
