2023.01.24

中国がついに人口減少へ…そのウラで「大卒者が余りまくってる」ことが、“大問題”になっているのをご存知ですか?

ついに中国の人口が減少に転じた。

世界の国々がこの「巨像」の動向を注視している。

13億という巨大な人口を抱えるこの国で、今後、どのように人口が減っていくのか。そして、それは中国社会にいったいどのような影響を与えるのか……。

ところで、中国の人口に関連して問題となっているのは「人口減少」だけではない。

じつは、「大卒の人口が多すぎる」という点も、この国では大きな注目を集めているのである。

2018年の段階で中国の人口問題に光を当てていた『未来の中国年表』より一部を抜粋、編集し、この深刻な問題の本質に迫る。

同書の著者であり、中国ウォッチャーとして知られ、著書やテレビ出演も多い近藤大介氏は、中国の人口問題をどう見るか。

未来の中国年表

すごい数の大学生

2018年の全国大学課長活動会議が、2月6日から、江蘇省の省都・南京市で開かれた。あまり知られていないが、中国全土の大学職員の代表が年に一度、一堂に会する会議である。

この会議で明かされたところによれば、2017年9月現在、中国の現役大学生は3699万人に上り、世界の大学生の2割を占めるという。もちろん世界一の規模だ。ちなみに日本の大学生数は、289万1000人(2017年度)。中国は日本の13倍近い大学生を抱えていることになる。

大学生の数が多いことは、知的レベルの高いホワイトカラーの若者たちが、将来の「国の宝」になるという意味で、大きなメリットである。いまでこそ秋のノーベル賞発表の季節になると日本が沸き立っているが、あと20年もすれば、ノーベル賞の理科系の部門は毎年、中国人が受賞することになるかもしれない。