全ては「リニアに無関係の水利権」のため? ちゃぶ台返しを続ける川勝知事と静岡県の「ヤバすぎる真意」

川勝平太知事の“勘違い”がもとで、静岡県はリニア開業を遅らせることを余儀せざるをえなくなったかに見えるリニア工事問題。

静岡県庁組織は「機能不全」ではなく、「機能崩壊」寸前であることは、前編『「反リニア」で機能崩壊する静岡県庁組織…川勝知事の“勘違い”を押し通す「ヤバすぎる内幕」』でその経緯を詳しく報じた。

川勝知事は2023年1月4日の年頭あいさつで、JR東海のトンネル工事中の湧水全量戻し策として提案された東京電力・田代ダム取水抑制案に触れ、「(水利権について)当事者でもない(JR東海が)、水利権について当時者である東京電力との関係を明らかにされる必要がある。これ(田代ダム取水抑制案)は検討の余地がある」などと述べたが、この発言については川勝知事が「水利権を理解していない」可能性もある。

知事は水利権を理解していない?

拙著『知事失格』は、大井川広域水道企業団が毎秒2立法メートルの水利権を有しているのに、実際は同企業団が、毎秒1.1立法メートル程度しか大井川の水を使っていないことを明らかにして、川勝知事の「命の水を守る」が真っ赤な嘘であることを追及した。

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東京電力の水利権が毎秒4.99立法メートルあったとしても、年中、毎秒4.99立法メートルを使わなければならないわけではない。当然、発電所設備の点検や修理などさまざまな状況に対応しなければならない。東京電力がJR東海の窮状を見かねて、約10カ月間、最大毎秒0.21立法メートル(JR東海の工事による山梨県への流出量)を放流したとしても、全体の中で言えば、本当に微々たる値である。

川勝知事は「水利権」を理解していないのだろうか?

川勝知事の真意が何かを調べていくと、静岡県がリニア開業を遅らせるため、川勝知事の“勘違い”を強引に押し通そうとしていることが明らかになった。

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