2023.01.30

【異色対談】「現役サピックス生の母」が、タワマン&中受小説で超バズったアルファツイッタラーに“伝えたかったこと”

名門中学受験塾・サピックスや湾岸のタワーマンションをネタにしたシニカルなツイートが話題を呼び、いまやフォロワー数9.6万人(2023年1月末時点)を抱えるツイッターアカウント「窓際三等兵」。

そんな同氏が、このたび『息が詰まるようなこの場所で』(KADOKAWA)を外山薫名義で上梓し、大きな話題を呼んでいる。

ところで、こうしたツイートの数々を、ネタにされている当事者はどう感じているのか。

そこで今回お越しいただいたのが、実際にサピックスに子どもを通わせる41歳の母親・ユリさんである。

ユリさんと窓際氏との対談を通して、「中学受験の象徴」とされる側の本音や実態、さらに人々が窓際氏のツイートを支持する背景に迫った。

 

「大規模校」に子供を通わせ…

窓際三等兵氏(以下、窓際) ユリさんはお子さんをサピックスに通わせているんですよね。何年生ですか?

ユリ 小学校5年生です。下に2年生の子もいて、いずれはサピックスに入れたいと思っています。窓際さんのツイートをいつも楽しみにしているので、本日はお会いできてうれしいです。

手前がユリさん、奥が窓際さん〔PHOTO〕神山美寛

窓際 自分で書いていてこう言うのもなんですけど、あれ大丈夫ですか? サピックスにお子さんを通わせている親御さんは怒っているんじゃないかと気になっていました。たまにツッコミが入るんですよ。先日は「組み分けテスト」を100点満点だと書いたら間違っているという指摘が来ました。

ユリ 算数と国語が150点、理科と社会が100点です。そういえば私も窓際さんのツイートを読んで、この教材の話はちょっと古いんじゃないかと思ったことがあります。

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