2023.01.28

「田舎出身の東大生」が青ざめた…入学直後の「オリ合宿」でいきなり浴びせられる「まさかの洗礼」

地方と首都圏の格差

東京大学には「オリ合宿」と呼ばれるイベントがある。

4月の初旬、入学したばかりの1年生が、30人ほどのクラス単位で関東近郊に出向き、合宿をするのが通例である(新型コロナウイルスの影響で近年は少し状況が変わっているが)。

そこでは、「オリター」と呼ばれる一つ上の学年の学生数人が主導して、新入生どうしが親睦を深めるためさまざまなイベントがおこなわれる。いわば「親睦合宿」である。

東大の安田講堂〔PHOTO〕iStock

楽しい気楽な行楽がイメージされるが、しかしこのオリ合宿において、東大生のなかでの「格差」を痛感する学生もいる。

「それほど東大合格者を輩出しているわけではない地方の高校出身者は、首都圏の名門高校出身者にくらべて不利な状況に置かれると思います。僕の場合も、少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、「洗礼」を浴びたような気分でした」

こう語るのは、数年前に東京大学を卒業したBさん(男性)である。

大学入学共通テストが終わり、私立大学の入試が始まった。2月下旬には国立大学の試験が控えている。

国立大学の願書の受付は1月23日からスタートしており、2月3日が締め切り。国立大学前期日程の試験は2月25日からだ。受験生はまさにいま試験本番に向けて必死のラストスパートをかけているところ。「追い込み」のタイミングだ。

当然のことながら、いまこのタイミングにおいては、多くの受験生にとって「目の前の試験がすべて」という状況だろう。しかし実際のところ、大学の合否と同様に……というか、合否にもまして重要なのが、「大学に進学してからどのような生活を送るか」ということだ。