降霊時に光子が増加…!
「もうひとつ考えられる仮説は、やはり死後も意識は消え去るわけではなく、肉体から切り離されても何らかの形で存続するというものです。もちろん現時点では実証困難ですが、実験でこれを検証しようとする研究者もいます。
例えば米アリゾナ大学教授のゲイリー・シュワルツ氏は、霊能者に依頼して部屋に霊を下ろしてもらい、その間の室内の光子(光の粒子)の増減を調べました。すると、霊が室内にいたとされる時間帯には、急激に光子の量が増加した。彼はそれにもとづいて、意識や魂にも物理的な実体があると主張しています」(大門氏)
ただ、この実験も「霊能者」の協力を得ている、つまり「霊」の存在を最初から前提としている時点で、真の意味で科学的とは言いがたいだろう。
そもそも、生物の意識がどのように生じているのかという問いは、最大の未解決問題のひとつ。それを解明しなければ、死後に意識がどうなるのか、死後の世界はあるのかといった問題も解けないことは明らかだ。しかし、医学や生物学、心理学の分野ではその端緒すら見つかっていない。
ところがここにきて、思わぬ方面から「新説」が現れた。