不倫がバレた、58歳「元エリートサラリーマン」の夫に、妻がベッドで言い放った「衝撃の一言」
20年以上連れ添った夫婦の離婚を指す「熟年離婚」。1947年以降、その割合が徐々に増えはじめ、なかでも結婚25年以上で離婚に至った夫婦の件数が、昨年は前年度を上回っており、婚姻期間が長い夫婦ほど熟年離婚に陥る傾向が示されていた。
そんな熟年離婚が増えている現在、恋愛カウンセラーで作家の安藤房子さんの元へも様々な相談が舞い込む。
早期退職し悠々自適な生活を送る慎吾さん(仮名・58)は、これまで、妻以外にも何人の女性と「恋愛」を楽しんできた。学生時代からモテモテで、つねに本命の彼女以外に数人のセフレがいるのは当たり前。その詳細は<【前編】58歳、不倫をしまくる「元エリートサラリーマン」、不倫相手との密会現場で「青ざめたワケ」>でお伝えしたとおりだ。
そんな慎吾さんが妻にと選んだ女性はミスコン常連の雅子さんだった。現役時代はバブル期。結婚後も浮気を繰り返し、夜な夜な東京の夜の街を飲み歩き、遊んで帰宅して、たまに雅子さんと夫婦の営みを持つ……そんな生活が続いたが、男性を立てるタイプの雅子さんは、咎めることなく「昭和な”俺さま体質”の俺には、ちょうどよかったんです」と雅子さんには何の不満もないというが…。
近所のカフェで鉢合わせ
浮気がバレたのは一度だけ。43歳の頃に地元から5駅離れたカフェで、浮気相手と待ち合わせてふたりでコーヒーを飲んでいたときのことだった。
「俺と浮気相手は、入口から遠い場所に座っていたんですよ。雅子は後から入ってきて、入口で自分が座る席を探していたのでしょう、店内を見渡しているときに、ぼんやりしていた俺と、目が合ったんです。驚いてバツが悪くて俺、ふと目を伏せちゃったんですよね。
考えてみればコーヒーを飲んでいただけだし、友達だとかミーティングだとかなにか言い訳すればよかったかもしれません。でもああいうときって、機転が利かないものですね。目を伏せたことで、浮気を認めた形になりました」

ここで疑問がわいてくる。家からけっこう近いカフェで浮気相手と待ち合わせていたなんて、なんとも不用意ではないか?
だが慎吾さんは「能天気だった」と振り返る。その姿を見つけた雅子さんは、キッと睨んで踵を返し、店を出てしまったという。
さすがに慎吾さんもホテルに行く気がなくなり、浮気相手には適当に言い訳をしてその日は帰宅したのだそうだ。帰宅すると雅子さんも、昼間のことには触れず何も言わずに、手作りのハンバーグの夕食を出してくれたという。