親も長男もクタクタになった「初めてのトイトレ」
当時長男の通っていた保育園では、3歳のお誕生日を迎えた子からトイトレが始まります。
長男は3月、しかも月末生まれです。
オムツ卒業は幼稚園入園までに、と考えていたのですが、お友達がどんどんパンツに挑戦していくのを見ていたら、少し早いけど、うちの子なら意外とできるかも? 3月のお誕生日を待っていたら、そもそも幼稚園の入園に間に合わないし。
と、私のスイッチがオン。

息子にも確認すると、「ぼくもパンツ!」と、言ってくれた(言わされた?)ので、予定よりも早く、2歳になってすぐにトイトレをスタートしました。
とは言え、幼児期の1年の差はとても大きい。
小さな体に合うサイズのパンツがなかなか見つからないうえに、膀胱もまだまだ小さかったせいか、何度も何度も失敗。
遊びやテレビに夢中になってソファにしてしまったり、外出中も急に「おしっこ……」と、言われて、トイレ探しに奮闘している間に漏れてしまったり。
さっきトイレに連れて行った時は出なかったのに、気が付いたらズボンが濡れていた、なんてこともありました。
まだ背が小さく、立って用を足せないので、公共トイレでは靴からズボンからあの狭い個室で全部脱がせ、便座に抱えながら座らせて……。
自分の洋服や荷物が床や便器につくことを、もはや気にしてはいられません。
一度トイトレをスタートさせたら、後戻りはしない!という私の勝手な決意。
なのに、“おしっこに行きたくなったら言ってね、って何度も言っているのに……いつできるようになるの?”という、進まない現実に悶々とする日々。
さらに、今思うと何を急いでいたのか、同時に夜のオムツも卒業させようと、日付が変わる頃と朝方の2回、夜中に起こしてトイレへ連れて行く。
無理やり起こされる息子もですが、途中で起きなくてはいけない親も大変!
しかも、朝方2度目のトイレに連れて行ったのに、起きたらおねしょをしていた、それもおねしょシーツの敷いていないところに、なんてこともあり、夫婦で辟易。
シーツ替え、連日となると洗うのも乾かすのもかなりの労力を要します。
3歳前にはオムツを卒業しましたが……
こちらの頑張りに比例しない進み具合と、先の見えない状況に、ダメだと分かりつつ、叱ってしまうこともありました。
親だけでなく、長男にとっても大変だったトイトレ。