2023.02.10
# 就活
【Webテスト代行を依頼した学生が書類送検!】就活で使われるWebテストの真実
今、就活はどうなってる?(1)前編2022年11月に、採用選考のWebテストを不正に代行する業者が逮捕され、依頼した学生3名も書類送検された。Webテストの不正は広がっており、あなたの子供も不正に関わり、内定取り消しや大学を退学という事態になるかもしれない。あなたの会社の新人がWebテストの不正に関わり逮捕されるかもしれない。企業に対し、採用選考の指導をする一方、学生の就職活動の指導をおこなう、一条はやと氏が採用選考のWebテストの現状について解説する。
Webテスト代行業者が逮捕!依頼した学生は書類送検!
2022年11月22日に、採用選考で実施されるWebテストで、就活生になりすました「替え玉受検」による逮捕者が出た。Webテスト代行業者の男性は、警視庁により私電磁的記録不正作出・同共用容疑で逮捕された。依頼した就活生3名も書類送検された。この代行業者はTwitterを利用して、受検代行を希望する就活生を募っていた。Twitter のプロフィールによると、4000件以上のWebテスト代行をしてきた。

Webテストは大手企業の約8割が使用している
Webテストは自宅のパソコンで受検するテストです。通常は、国語・数学・英語などの能力テストと性格テストがセットになっています。遠隔地の学生でも企業の採用選考に参加しやすいようにと、大手・中堅企業を中心に2000年ごろから使われ始め、現在では大手企業の約8割がWebテストを実施している。
Webテスト実施企業の増加した理由は圧倒的な安さ
ここまで大手企業でWebテストの実施が増えた理由にはコスト面のメリットが大きいからだ。大手企業に応募する学生は、数千人は当たり前で、多いところは万単位でエントリーされる。これらを全員面接するわけにはいかないので、一番最初にテストで振るい落とすのが昔から一般的だ。