物価高の影響を受け、家庭菜園が注目されている。2023年2月1日、調査会社・矢野経済研究所は『ガーデニング・家庭菜園市場に関する調査』の市場調査・予測についてのレポートを発表した。それには、ガーデニング・家庭菜園の市場規模(生産者・メーカー出荷金額ベース)は、コロナ禍の特需の影響があった2020年度は前年度比104.0%の2,365億円と大きく伸長。その勢いは続き、2021年度も同101.3%2022年度も100.4%と成長を続けていることがわかった。

キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんは「畑作業が出会いにつながることも多く、郊外エリアの調査が増えました」と語る。
彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。
今回山村さんのところに相談にきたのは、浩一さん(会社員・50歳)だ。「結婚20年になる妻が、明かにおかしい。別人のように肉体改造をしているのです」と相談に来た。

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この連載は、調査だけでなく、調査後の依頼者のケアまで行う山村氏が見た、現代家族の肖像でもある。

山村佳子
私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリングを持女性探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。
リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/
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妻が家庭菜園を始めて変わってしまった

依頼者・浩一さんは「物価高で妻が家庭菜園を始めるまでは、本当に普通の穏やかな家庭だったんです」と語ります。
50歳という実年齢のイメージ通りに、短髪に揃えた白髪交じりのヘアスタイル、ややダブッとしたジャケットにスラックスです。黒のビジネスリュックを背負っており典型的な会社員ファッションが板についています。

「子供もいるんですよ。娘は高校2年生と、息子は中学3年生です。難しい年ごろだけれど、妻が細かく世話をしており、反抗しながらも親は尊敬していたみたいです。でも今はダメですね。2人とも部屋に閉じこもったきりです。食事も私が作ったものは“まずい”と食べず、それぞれが買ってきたファーストフードばかりを食べています。成長期だから心配で」

浩一さんは目を真っ赤にして話しています。話の流れから、妻が家を空けることが増えているから、家庭が崩壊しかけているのだと感じました。

「まさにおっしゃる通りなんです。妻(45歳)が変わってしまった。そもそも物価高がいけないんです。我が家は妻がお金を管理しています。私の給料を全額渡して、私は月7万円のお小遣い制。ボーナスのときは10万円もらっています。それでもかなり余ってしまうので、こうして調査をお願いできています。妻は信頼できる人で、やりくり上手。老後資金としてかなりの金額を貯金しており、それとは別に子供の学資も十分に貯めています」

お金の管理はすべて妻に任せていた Photo by iStock