「次の人生は選べる」のかもしれない…「生まれ変わり」の最新科学【あまりに克明な前世の記憶と転生法】

人は死んだら終わりではない―とすれば、その後に何が待っているのか。世界各地で報告される、あまりに克明な証言の数々。彼らの言葉が示すのは、ある「場所」と「仕組み」の可能性だった。

「前のママにも……」5歳児の驚きの証言

〈最近、私の5歳の子供が『前のママにも……』と突然言い出し、子供の言葉で言いますと、『前に生きていた時の話』を聞かせてくれました。どうやら、自分が前世で死んで、私のところに産まれてくるまでのことを覚えているようです〉

大門正幸氏のもとに、関西在住の女性からこんなメールが届いたのは'21年11月のことだった。中部大学教授の大門氏は「前世の記憶」をもつ人々を科学的に研究する、日本で数少ない研究者だ。

親子と話し、得られた証言は驚きの内容だった。

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「女性の次男であるナオトくん(仮名)は'16年生まれで、5歳ごろから前世の記憶について語り始めました。

最初は幼稚園の友達に『前に生きてたん覚えてる?』と尋ねたところ、『前になんか生きてないで?』と言われ、恥ずかしくなって言い出せなかったそうですが、本人によれば3歳ごろから、前世について自覚していたようです」(大門氏)

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