7歳の息子が「僕の前世はパパが飼っていた猫だった」と言い出し…「前世の記憶を持つ子供たち」その戦慄の証言

前編『「次の人生は選べる」のかもしれない…「生まれ変わり」の最新科学【あまりに克明な前世の記憶と転生法】』よりつづく。

人は死んだら終わりではない―とすれば、その後に何が待っているのか。世界各地で報告される、あまりに克明な証言の数々。彼らの言葉が示すのは、ある「場所」と「仕組み」の可能性だった。

死後の風景を見ている?

にわかには信じがたい―そう思うかもしれない。だが、ナオトくんが語ったものをひとまず「あの世」の様子であるとするなら、その内容は「死後の世界」を垣間見たという数多くの証言や、同じく「死んでから生まれ変わるまでの記憶」を持っている海外の人々の言葉とも、おおよそ一致しているのである。

「バージニア大学が集めている事例でも、同様の証言が見られます。『米軍のパイロットだった』という前世記憶を幼児期に詳しく語った米国のジェームズ・ライニンガーくんの場合は『ハワイのピンク色のホテルにお父さんとお母さんがいたとき、二人を選んだ』と言っており、実際に彼を身籠もったころ、両親がそのようなホテルに泊まっていたことが確認されています。なおジェームズくんの前世の記憶は、'45年3月に硫黄島で撃墜された米空軍パイロットのジェームズ・ヒューストン・ジュニアという人物と一致すると考えられています。

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またスリランカでも、『死んだ後、空の上に引っ張り上げられた』『王様のような存在と対面した』『その王様に、新しい家族のところに行きたいかと聞かれ、いまの家族のところに降りてきた』と話した少女の事例が報告されています。彼らの話す内容は、細部こそ異なりますが『あの世からこの世を覗き、母親を選んで生まれ変わった』『神様のような存在と対話をした』といったおおまかな要素では、ほぼ一致しているのです」(大門氏)

遠く離れた複数の国の子供たちが、同じように「来世を選んで生まれ変わってきた」と語る。これを偶然の一致や、妄想のたぐいと切り捨てることは難しい。異なる文化圏・宗教圏を超えて、ごく普通の家庭の子供に似通った現象がみられる以上、文化的な影響があるとも考えづらい。要するに、彼らは同じ「どこか」の風景を語っている―そう考えなければ、辻褄が合わないのだ。

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