【今、就活はどうなってる?】下位校でも大手企業内定への道が開ける!鍵はWebテスト!
今、就活はどうなってる?(2)前編Webテストに通過しなければ面接にもたどりつけない!
前回、採用選考で使われるWebテストの不正について解説した。
今回は、Webテストを通過すると下位校でも大手企業内定への道が開けることや、Webテストが具体的にどんな問題なのか、について解説したい。
現在、大手・中堅企業の採用選考では、最初にWebテストを実施することが多い。Webテストは自宅のパソコンを使い、Web上で受検するテストだ。Webテストではたいてい言語・計数などの能力検査と性格検査がセットになって出題される。Webテストだと、遠隔地の学生も受けやすく、日本全国から優秀な学生を自社の選考に呼び込むことができる。また、Webテストは大量に受ける場合、大幅な割引をされ、ペーパーテストなどに比べると格段に安くなるという利点も企業にはある。

さらに、面接をする人員は限られているので、Webテストで高得点をとった学生だけを面接するというのが今の主流だ。
そのため、大手・中堅企業はこぞって最初にWebテストを実施するのだ。
言い換えるなら、Webテストに通過しなければ、面接にたどりつくことさえできないのだ。
Webテストは学歴が関係ない!下剋上が出来る!
現在の就活では、学歴フィルターはかなり無くなった。
企業によっては学歴を重視し、有名大学の学生を早い日程の説明会に呼び込むといったことはしているが、有名大学では無いからといって全く説明会に参加できないとか、全く選考に参加できないといったことはさすがにない。
現在では、どの企業もWebサイトで募集をかけるため、どこの大学であろうと応募できる状態だ。応募において大学名で有利・不利は無い。
Webテストの点数が悪ければ、有名大学であっても落とされる。
Webテストの点数が良ければ、無名大学でも通過する。
Webテストでは下剋上が出来るのだ!
「有名大学は偏差値が高いから、皆がWebテストで通過するのでは?」と思う人もいるだろう。ところがそうでもないのだ。有名大学の中には、入学者の6割以上がAO入試・推薦入試(最近では総合型選抜・学校推薦型選抜という名称)を占めているケースがあり、一般入試の学生とは学力が大幅に下回っていることが多い。特に、付属校からのエスカレーターがある有名大学の場合は、極端に学力が下回っているケースも多い。
よって、有名大学でもWebテストで結構な人数が落ちているのだ。