ラーメンの価格が、外国では日本の2倍も3倍もする。こうなるのは、日本の賃金が低いからだ。しかし、「日本は賃金が低いが、物価も安いから問題ない」とは言えない。事実、2022年には、物価は高騰したが賃金は上がらなかった。
ニューヨークのラーメンは一杯3000円!
外国でのラーメンの価格が高いと話題になっている。

2月3日の朝日新聞によると、ニューヨークでは1番安くて一杯18ドル(約2300円)。さらに、アメリカではラーメンでもチップが必要で、それを加算しなくてはならない。チップの習慣に慣れていない日本人には高さが余計身に染みる。チップや税金を含めると約3000円になる。
こうした記事が、ウェブに溢れている。ロサンゼルスでは、一杯2000円。それでも、長い行列ができるという。
それに対して、日本では700円程度、原材料の高騰で30円から40円程度値上がりしたが、いくら高くても1000円にはならない。
マクドナルドのビックマックが日本で安く、外国で高いことは、これまでもしばしば話題になった。英紙『エコノミスト』は、世界のビッグマック価格の統計を作っている。
それによると、2023年1月において、日本では410円、アメリカでは5.36ドルだ。1ドル=130.10円で換算すると、アメリカの価格は697円。日本価格の1.7倍になる。