2023.02.24
# 韓国

さらば「反日」…! 韓国で「スラムダンク」が大人気のウラで、いま起きている「意外すぎる異変」の中身

田中 美蘭 プロフィール

同じ過ち

これに対して、韓国側の配給会社であったメディアキャッスルが異例のコメントを発表、「NO JAPAN」に染まる世論を「残念な時代」として、「日本映画が無視された」と批判したことは大きな注目を集めた。

『鬼滅の刃』についても、やはり、同時期に主人公・竈門炭治郎の耳飾りの模様が「旭日旗を連想されるもの」として左派系市民団体から日本叩きのやり玉にあがり、耳飾りのデザインが変更されるということもあった。

Photo by gettyimages
 

両作品が不運にも「NO JAPAN」の痛手を受けたことは否めない。それでもやはり、ネットでの高評価や、それぞれ新作が韓国の多くのファンに待ち望まれ期待されていることを見れば、日本アニメ映画の強さを証明していることは言うまでもない。

だからこそ、今回は左派革新派政権や市民団体による扇動に国民は踊らされるという過ちは繰り返してほしくないものである。

話を再び『スラムダンク』に戻すと、映画の大ヒットが韓国での日本旅行人気を後押ししているともいえる。映画の人気を支えているのが、1990年代当時、中高生であった現在の30~40代である。

また、この世代の子どもたちが親にすすめられて『スラムダンク』を見るというケースも多く、まさに韓国でも世代を越えて愛されているといえる。

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