提供:三菱地所株式会社
三菱地所は、働く女性の未来の姿に寄り添うプロジェクト「Will Conscious Marunouchi」(以下、WCM)の一環として「まるのうち保健室」を2014年より推進。昨年の国際女性デーに「働く女性ウェルネス白書 2022」を発表するなど、東京・丸の内各所で女性に特化した健康測定やカウンセリング、街一体となった啓発イベントを実施するなど、女性の働きやすい文化醸成を目指し、活動している。

そんな「まるのうち保健室」は2022年度、女性医療コンサルティングを展開するファムメディコと共催で、神奈川県立保健福祉大学と14の企業の協力のもと、収集した調査データを活用し課題を可視化する「働く女性 健康スコア」に取り組んでおり、2023年3月8日(水)の国際女性デーには、その調査結果を発表するイベントを実施した。
第一部では調査データから見えてきた傾向や参画企業による新たなアクションを発表。第二部では、庄司智春さんと藤本美貴さんご夫婦を特別ゲストに迎え、働く女性の健康についてのトークセッションを行った。そのイベントの様子をレポートする。
「働く女性 健康スコア」とは?
そもそも「働く女性 健康スコア」とは、働く女性を対象としたアンケートの結果から、男女画一的な調査ではこれまで把握しづらかった「女性の健康・就労課題」について、産学医連携したうえで可視化しようという試みだ。

調査項目は神奈川県⽴保健福祉⼤学の協⼒のもと、「働く⼥性 ウェルネス⽩書2022」から⽣み出した5つ(⼥性特有の健康課題/ヘルスリテラシー/セルフケア/就労環境/⽣活環境)のセクションで構成。2022年9月13日(火)から10月11日(火)にかけて実施した調査では3,425名の働く女性が回答した。
その後、参加企業宛に集計結果の全体平均値と各社ごとの集計結果をフィードバックしたのち、産学医連携ワーキングにて参加企業が一堂に会し、課題の共有と解決策の探索を実施。それぞれの企業がネクストアクションを探っていく。
さらに、神奈川県立保健福祉大学がワーキングでの企業からの声を得て、女性の健康課題と周囲の理解など更なる解析を行った。