2023.02.23

「同居して面倒を見ろ」と九州の両親(70代)に言われ早期退職する夫…「一緒に来られないなら離婚しよう」と言われた妻(47歳)の最終決断は?《成熟スイッチ相談室》

令和の時代に…?

共感を集め17万部を突破した林真理子さんの話題の新書『成熟スイッチ』。

同書には「成熟」へと向かうためのヒント=「小さなスイッチ」が、林さんの豊富なエピソードとともに書かれています。

この「成熟スイッチ相談室」では、林さんに成熟世代の「お悩み」にアドバイスしてもらいます。

『成熟スイッチ』には夫婦の関係についても書かれていますが、今回は、夫が郷里に帰って義父母と同居しようとしている妻のお悩みに林さんが答えます。

●お悩み:義父母との同居を迫る夫と離婚するしかないか?

九州に住む夫の両親(70代)が「一人息子なんだからこちらに帰って同居して面倒を見るのが常識だ」と今どき時代錯誤なことを言い始めてから、夫と喧嘩が絶えなくなり、離婚を考えるようになりました。

私は情報関連の会社で正社員として働いていて、高校1年生の娘がいます。養育費さえもらえれば、この先なんとか娘を大学に通わせることはできると思っています。

6歳年上のサラリーマンの夫は、自分の両親が無茶を言っているのは理解しつつも、苦労して大学に行かせてくれたことに恩義を感じており、早期退職をして地元に帰りセカンドライフを送ることを真剣に考えているようです。

夫のことは今も人間的に嫌いではありませんが、「別居するなら、お互い新しい人と出会うためにも離婚しよう」と言われています。やはり離婚するしかないでしょうか。 (47歳・女性)

●林さんの回答

令和の時代に、郷里での同居を迫る70代の義父母に、まず少なからず驚きます。それに貴方は正社員で働いているのですし、夫は自分が田舎へ帰るのであれば、本来なら夫婦は別居婚という選択をするのが普通でしょう。

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