2023.03.02
正論を言われると「逆ギレ」する人たちの「残念すぎる共通点」
あなたの職場にもいませんか?正論を言ったのに「逆ギレ」
客観的に見て正しいことや効率のいい方法を教えただけなのに逆切れされた――そんな経験がある人も少なくないだろう。
たとえば学校の同級生に効率のいい勉強方法を教えたり、職場で部下に業務のフィードバックをしたりするなど、よかれと思っての発言が相手を不快にさせ、関係が悪化してしまうというケースだ。

昨年12月には、Twitter上でも「驚かれるかもしれないが、今やっている方法よりも効率的な進め方を提案した場合、感謝されると思いきや不機嫌にされることは意外に多い」というツイートに端を発して議論になり、“なぜ人は正論を言われるとイライラするのか”について、多くのTwitterユーザーが持論を展開していた。
そして近年では、職場で正論を言われた際にロジックハラスメントだと主張し、「訴えてやる」と反論するモンスター社員まで現れているそうだ。
こうした背景もあり、正しいことを指摘したいけど相手からの反感を買うのが怖くて何も言えない、とたじろいでしまう人が年々増加しているように思える。
いったいなぜ正論を言われると逆ギレする人が多いのか。今回は心理学者でMP人間科学研究所所長の榎本博明氏に、正論を言われて逆上するメカニズムを心理学的に分析してもらった(以下、「」内は榎本氏のコメント)。