提供:アドビ株式会社

今や私たちの生活に深く根付いているSNSには、写真や動画、イラストなどが溢れ、それを生み出すデジタルツールも進化し、ツールがあれば、誰でも自由に表現ができる時代。それと同時に企業においては、デジタルクリエイティブツールを使えるスキルの価値・重要度が急速に高まっている。

アドビが、総合転職情報サイト「マイナビ転職」の協力のもと、2022年12月に実施した「クリエイティブツールスキルと企業採用におけるニーズの変化」に関する調査によると、スキルを持っているか持っていないかは、就職への有利さだけでなく、給与にも反映されていることが分かった。

その調査結果の一部を紹介すると、

●正社員採用担当者側への調査において、「クリエイティブツールスキルを持った求職者は重要である」と67.5%が回答し、非クリエイティブ職におけるクリエイティブツールスキル保有者は、非保有者よりも月給を「平均3.8万円ほど優遇できる」と判明。

●派遣採用担当者側への調査においては、「クリエイティブツールスキルを持つ方を優先する場面が増えている」と75.5%が回答し、非クリエイティブ職におけるクリエイティブツールスキル保有者は、非保有者よりも月給を「平均1万4,572円優遇できる」と考えられていることが判明。

ちなみに2021年に実施した同調査では、正社員の場合、月給「平均3.4万円ほど優遇できる」という結果だったため、1年でさらに4,000円上昇している結果。このことからも企業におけるクリエイティブツールスキルへの価値・重要度が高まっていることが分かる。

また、正社員の中途採用市場では、約7割の採用担当者が「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっている」と回答。また採用側だけでなく、求職者の約7割が、近年転職を行う際「クリエイティブツールスキルを持っていることが重要だと感じる」と回答している。

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このように、クリエイティブツールスキルを持つことは就職に圧倒的有利なだけでなく、“稼げる”ということにもつながるようだ。

しかしスキルを身につけられるのは、もともとデジタルに詳しかったり、仕事などで使ったことがある人なのでは……? そう思っている人も多いだろう。しかし、昨今利用者が増えているアドビのクリエイティブツールサービス『Adobe Creative Cloud』において、その利用者の多くがデザイナーなどの専門職ではない=プロではない人たちだという。

そこで今回、未経験ながら1年も経たずにクリエイティブツールスキルを身につけ、仕事へとつなげていった方々に取材。ツールとの出会いを機に、収入だけでなく働き方もライフスタイルも充実したという2人の転身エピソードをお伝えする。

※「クリエイティブツールスキル」は、プロレベルのスキルではなく、簡単な写真・画像編集・加工、動画編集・作成、イラスト作画、チラシやポスターのデザインなどを、ソフトウェア上で行えることを指す。
※「クリエイティブ職」は、「WEB・インターネット・ゲーム 」「クリエイティブ」「建築・土木・デザイン・設計」の職種を指す。