妻と子供が絶句…家にデリヘルを呼んだら家族が帰ってきて、おとずれた「修羅場」
離婚しない男常に先制攻撃の遊び人
物事、すべてはカネだ。いつの時代でも、世の中、カネさえあれば大抵の厄介事は解決する。夫婦別れもまた同じ。裏を返せば、カネがなければ夫婦別れもできないということだ――。
「離婚したいです。でも、絶対にしてやりません。カネ、ないんですよ。俺」
強い語気でハキハキと話す、この男性はヒロユキさん(51)だ。高校卒業後すぐに海上自衛隊に入隊、現在に至るまでずっと自衛官人生を全うしてきた生粋の自衛官である。
この経歴だけを聞くと、さぞ真面目で堅い人柄の人物と誰もが思うだろう。
だが事実は然に非ず。ヒロユキさんが青春期を過ごしたバブル経済期という時代と社会の影響もあるのか、仕事は腹八分目。遊びは目一杯。ギター、テニスにスノーボード、麻雀、ポーカー、ビリヤード、酒、カメラ……と趣味多彩。まさに令和の時代にあっては遅れてきたバブル野郎といったところか。

そんなヒロユキさんは、プライベートではフットワークの軽さをモットーとしている。根は生真面目だが、彼のことを知らぬ者は、誰しも彼が公務員であることを訝しむ、いい意味でおよそ公務員らしくない人物として周囲では通っているというのも納得がいくところだ。
これがヒロユキさんのプライベートにおける困りごとに繋がっている。
「ついつい興味あることは何でも手を出してしまうんです。趣味だけではなく、人もね」
ここでヒロユキさんがいう“人”とは、女性のことを指す。
「若い頃からとにかく女性が好きなんです。気になった女性はとにかくアタックする。プライベートは自衛隊のように専守防衛ではなく、常に先制攻撃です」