自然を守ることや、働き手の人権を大切にすることは、ものづくりの新しい基準です。10人のアドバイザーと選んだ、意志ある作り手による衣食住のアイテム。今回は、ビューティアイテムの中からスキンケア製品を紹介します。私たち消費者にできるのは買い支えること。買いものは未来を変える投票です!
アドバイザーの皆さんは…
相馬夕輝(〈D&DEPARTMENT〉ディレクター) エバンズ亜莉沙(エシカルコーディネーター) 長田佳子(菓子研究家) 岸紅子(ウェルネスプロデューサー) 清水彩(フリーランスPR、ディレクター) 寺澤太郎(フォトグラファー) 中田由美(インテリアスタイリスト) 服部雄一郎(翻訳者) 早坂香須子(メイクアップアーティスト) 行方ひさこ(ブランディングディレクター)
動物、地球にやさしく。
そして、自分と向き合うためのフェイスマスク

動物由来成分を含まず、動物実験も行わないヴィーガンコスメの人気が高まる昨今。審査基準が厳しいとされる、フランスのヴィーガン国際認証「EVE VEGAN」を取得した〈ミラリ〉のフェイスマスクは、コメエキス、ショウガ根エキス、ベルガモット果実油など、全17種の植物成分を配合。時間が経っても乾きにくいと評判のシートは、蓮の葉と種から抽出した極細繊維を使った完全ナチュラル仕様。「自分自身と向き合うために」と、肌状態や気分で選べる6種をラインナップ。
肌を美しくする地球の恵みを
未来へつなげるために

海と山の環境保全活動「SAVE the BLUE」プロジェクトに長年、力を入れてきた〈コーセー〉。看板ブランド〈雪肌精〉のクリアウェルネスシリーズは、プラスチック使用量を減らすためにフィルム包装を廃止し、ラベルレスに。外装にリサイクル可能な段ボール素材の箱を採用し、主要工場は再生可能エネルギーで稼働している。容器回収プログラムも全国で実施。
美肌成分たっぷり。
世界にひとつだけの品種“食べられるバラ”

埼玉県深谷市にある自社農園のビニールハウスで育てた無農薬の“食べられるバラ”のエキスを配合したスキンケア。植え付け、栽培から商品開発、販売まで、バラ農家が一貫して行う。独自開発したオリジナル品種は、従来のバラよりも花びらに含まれる美容成分が多い。部屋に広がる濃厚な香りがリラックス効果を誘う。