【追及スクープ】まるで「ルフィ」を彷彿とさせる被害約2億円の高級車窃盗団を…「大阪万博利権」に深入りする企業の「ヤバすぎる過去」
多額の血税が注がれる「国家イベント」には利権のにおいがつきまとう。大阪万博も例外ではない。今回は、「大阪パビリオン」の総合プロデューサー・森下が顧問を務める「いわくつき」の企業に続いて迫る。
大阪万博のスポンサーをつとめる企業・サイエンスに対して通常の取材を行ったところ、後日3000万の請求が届いたという前編『【追及スクープ】「大阪万博利権」に群がるヤバい人々…「普通に取材しただけで請求3000万円」「過去に高級車盗を繰り返していた創業者」』から続く。
いわくつきの会社
後日、届いたのはサイエンスからの通知書だけではない。ASメディカルグループ側も代理人を立てて、講談社に似たような文面を送り付けてきたのである。
〈本件イベントにおける業務を実行できなかったことによる損害(本件イベントへのスポンサー料等を含む。)、関係企業及び一般参加者への信用の低下、通知会社の従業員が精神的苦痛を負ったことによる損害、警備費用(人件費を含む。)の支出等、極めて深刻な損害を負いました〉
とした上で、次のように通告してきた。
〈つきましては損害の賠償として、通知会社は貴社に対し、1500万円を請求しますので、速やかにお支払いください〉

我々が通常の取材依頼をしただけなのは前に書いたので、これ以上は繰り返さない。それにしても訴訟を提起しているわけでもないのに、サイエンスと合わせ4500万円の要求。もとより支払うつもりは毛頭ない。
サイエンスとASメディカルでは、大阪パビリオン総合プロデューサーの森下が、どちらも技術顧問として万博の主要テーマであるアンチエイジングや再生医療のアドバイスをしている。
おまけに同じテーマのイベントを開き、PRに余念がない。それだけに、ASメディカルと万博とのかかわりが取り沙汰されているのだが、関係者の心配は別のところにもある。