サイエンスとの関係性、万博への参画は?
—大阪パビリオンのメインスポンサーとなっているサイエンスと業務提携した経緯は?
「僕らは東京医科歯科大の教授から誘われ、秋のドバイ万博('21年)のプレイベントに出展しました。サイエンスさんも医科歯科大学の関係で乗っかって出展されていました。その後、向こうの代理店の方を通じて青山会長を紹介されたのです」
森下たちも大阪府市の万博推進委員会として、ドバイ万博を視察している。森下、サイエンス、ASメディカルの3者がそこで揃ったことになる。ASメディカルは翌'22年春から森下と顧問契約を結んでいるというが、サイエンスを繋いだのは森下ではないと否定する。
—この先、2025大阪・関西万博に参加する計画はないのか。
「大阪万博はまだ先じゃないですか。僕らはその前にコンサル先が欲しくて、森下先生がうちの細胞を気に入ってくれて顧問になっていただきました。大阪万博に関しては本当にゼロなんですけれど、もしかしたらあるかもしれません。サイエンスさんはお金を払って出展するのは決まっていますけれど、うちはまだ払っていませんから」
ASメディカルは、コロナ禍にコンサルタント事業として東京・銀座に派手な再生医療クリニックをオープンし、投資を募った。その投資トラブルも引きずっている。
(敬称略 後の取材につづく)
「週刊現代」2023年3月11・18日合併号より
大阪万博利権、疑惑の追及がはじまった1つめの関連記事『【追及スクープ】「大阪ワクチン」失敗のお騒がせ男が、「大阪万博」総合プロデューサーになっていた!』もぜひあわせてお読みください。