40歳の孫は絶句…84歳で大恋愛した祖母…相手が他界し、通夜に参列…「招かれざる客」に遺族がかけた意外すぎる言葉
葬儀で訝しげな顔をされる
おばあちゃん子を自認する佐藤綾子さん(仮名・40歳)は、祖母の千代子さん(仮名・84歳)の恋人、グランドゴルフで知り合った清さん(仮名・87歳)の通夜と葬儀に、祖母の付添人という形で参列することになってしまった。
(「私のおばあちゃんは、最高に素敵だった!」<前編>より続く後編をお届けする)
「葬儀の事を考えると、胃がキリキリと痛み出して、もう倒れるかと思いました。清さんのご遺族からしてみたら『おじいちゃんに恋人ができて、死ぬ間際まで一緒にいて、死んだと思ったら、その謎の女が孫を連れてきて、通夜も葬儀も参列する』と言い出した状況ですからね。しかも、ご焼香だけならまだしも、長男のお嫁さんには、通夜、葬儀だけじゃなく、親族間の会食も、火葬場でのお骨上げまで、孫である私ごと人数に入れられてしまった。あまりのプレッシャーに前日は一睡もできませんでした」

そして迎えた通夜当日--。長男の妻がある程度、『義父の彼女』だと事前に説明してくれていた気配は感じ取ったというが、普段会ってない相手が訪れるのが冠婚葬祭である。親族同士ですら『あの人誰だろう?』と思われる事があるように、千代子さんと綾子さんもまた『誰?』と思われ、時々、訝しげに2人をチラ見しては、ひそひそ話が始まっていたという。