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表情がわかるのが嫌、友人が怖い「個人の判断」となるマスク、子どもたちの本音
2023.03.12

休校からの3年とこれから 前編

表情がわかるのが嫌、友人が怖い「個人の判断」となるマスク、子どもたちの本音

<お知らせ> 令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることになります。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。

厚生労働省HPには「マスクの着用について」とされた記事のトップにこの文章を掲載している。

コロナの感染拡大防止のため、突然の休校になったのは2020年2月27日のことだった。それから3年、中学や高校では、学校に入学してから卒業するまで「マスク必須」だったという子も卒業する。
卒業式や入学式で素顔が見られる期待もあるが、一方ではインフルエンザが流行し、「外すのが恥ずかしい」「マスクしないと怒られるから怖い」という子どもの声もある。何が正解なのか。悩む保護者たちや子どもたちに、ジャーナリストのなかのかおりさんが取材をした。

卒業式の方針、まだ知らされず

Aさんは、介護の現場で働く母だ。3月、小6の次女と中3の長女の卒業式がある。感染症や天候を心配しながらも、長女は無事に受験を終え、志望の高校に合格した。4月には、2人の入学式もある。Aさんは、嬉しいけれどもモヤモヤしているという。

3月初めの時点で、まだ自治体の方針が決まっていないらしく、2週間後の卒業式について何も知らされていないんです。テレビで、マスクなしの卒業式が紹介されると、子どもたちの顔が見られるのはいいなって思います。でも、マスクはもう生活の一部になっていて、特に受験の前なんて、感染予防のため外せないですよね。長女も次女も、学校で言われたようにすると言います。

マスク外しは、自治体の方針はあるでしょうが、最終的には学校の個別の判断になると思います。長女の入学式は、休校の最中で、なかった。卒業式は、夫婦で出られたらいいなと思っています」

卒業式ではマスクのない表情を見たい Photo by iStock

介護の場では外さない

Aさんが介護の現場で働いていることもあり、家族で感染予防はしてきた。コロナの予防接種は、長女は3回、次女は2回受け、副反応の発熱もあった。長女は受験だったため、さらにインフルエンザの予防接種もした。夫の勤め先で、以前は大人数の忘年会があった。コロナ以降なくなり、2022年末に少人数で忘年会が解禁されたそう。

「今後も、私は職場でマスクを外さないです。マスクは自分の飛沫を防ぐけれど、お互いにしている時に、有効なもの。今後、マスクをするのは個人の判断になり、5月にインフルエンザと同等の5類になっても、外す人が増えてくれば、感染の確率は高くなる。介護の現場では、亡くなる高齢者もいるので、慎重に考えています。

介護職は、コロナ前はむしろ表情が見えないからマスクをなるべくしないでくださいと言われていました。今後は必須だと思うし、利用者さんにもしていただくと思います。小中学校からは、まだコロナの陽性者の報告メールが来ます。今は利用者さんには、ほぼいないですが、家族がかかっているのでお休みしますなどの話を聞きます」

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