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「違う環境・立場にならないと差別に気づけない」長濱ねるの学びを深めたエンタメ4選
2023.03.13

tsuNagERU(つなげる)SDGs Vol.9

「違う環境・立場にならないと差別に気づけない」長濱ねるの学びを深めたエンタメ4選

「違う環境・立場にならないと差別に気づけない」長濱ねるの学びを深めたエンタメ4選 撮影/田上浩一 画像ギャラリーを見る→

発信することで社会や未来へ“つなげる”

長濱ねるが日常生活で学んだこと、発見した気づき、周りの人と話したいことをトークテーマに発信する連載。
あらゆる多様な価値観や文化の違いを理解する、しなやかな思考を育むため、日常での気づきや仕事で学んだこと、感情の変化をシェアしていく。
長濱ねるから皆さんへ“つなげる”、そして社会や次世代に“つなげる”。そんな思いと希望を込めて。

「こんにちは、長濱ねるです。3月8日は国際女性デーでした。国際女性デーとは、女性の生き方を考える日です。別名『ミモザの日』とも呼ばれていて、発端はイタリアとなります。国際女性デーに男性が女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈ったことからそう呼ばれるようになったそうです。SNSではシンボルフラワーのミモザの投稿を多く見かけたのではないでしょうか。前回に引き続き、国際女性デーに寄せてジェンダーや人権について考えようと思います。
今回は、そんなテーマを扱った映像作品の中から私のおすすめをご紹介します。
私にとっても多くの学びがあった4作品です。ぜひ、たくさんの方に観て欲しいですし、感想も教えていただけたら嬉しいです!」

国際女性デー
1975年国連によって3月8日に制定された、女性たちが達成してきた功績を祝福し、ジェンダー平等について考える日。母親や妻、友人、会社の同僚など、女性に感謝を込めて、愛や幸福の象徴でもあるミモザを贈る習慣もある。

撮影/田上浩一

現実を投影した多様な表現。
大事なのは、作品が何を伝えたいか

「“漫画の中に暴言を吐くキャラクターを描いたら、『今はこんな言葉を使ってはいけないんで削ります』と言われ、登場人物ごと存在を消すことになってしまった”という、ある漫画家さんのツイートを拝見しました。
作者の方がそういう暴言を使う人というわけではなく、物語に登場する多様なキャラの中の1人として描いても果たしてダメなのでしょうか? そのキャラクターごと消して、なかったことにしてしまうってどうなのでしょうか。

もちろん、その決断は、コンプライアンスや炎上のリスクヘッジなど、さまざまな事情を考慮されてのことだと思うのですが、フィクションの世界だからこそ可能にする表現もあるはずですよね。
多様な表現に触れてこそ、いろんな人の立場になって考えられる。エンターテインメントの鮮やかさが失われてしまわないことを祈っています」

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AUTHOR
女優・タレント
長濱 ねる

1998年生まれ。長崎県出身。
3歳から7歳まで五島列島で育つ。読書家で知られ、書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』にてエッセイ連載を執筆。TV番組『離島で発見!ラストファミリー』(NHK総合)、『セブンルール』(カンテレ/フジテレビ系)のMCレギュラー出演や、NHK・SDGsキャンペーン『未来へ17アクション』PR大使を務めるなど幅広く活躍中。2022年度後期、連続テレビ小説『舞いあがれ!』、2023年1月放送スタートのテレビ朝日木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』にも出演し、TELASA(テラサ)にて独占配信のスピンオフドラマ『警視庁インサイダー~警務課・米光麻紀のランチ捜査~』では主演を務める。

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