欲望飛び交う「マッチングアプリ」
近年、出会いの主流になっているのが「マッチングアプリ」だ。消費者庁の発表によれば恋愛もしくは結婚意向がある独身者のネット系婚活サービスの利用は年々増加しており、オンライン恋活・婚活マッチングサービス市場は今後、さらに伸びると予想されている。
一方、「婚活」とは無縁の“不純な”マッチングアプリも大きなブームとなっている。いわゆる“出会い系”と呼ばれるアプリで、「エッチしませんか？」「今から会える？」「人肌が恋しい」といったストレートな欲望が飛び交うアプリも存在しているのだ。
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一般的な会社員があくせく働く真っ昼間や、多くの人が寝静まっている深夜にも、マッチングアプリに集う人たちは多くいる。彼らはどんな人生をたどり、どんな目的でここに辿りついたのだろうか。
夜な夜な送る「唾液、多い人ですか？」
頭を抱えながらプロフィールを練る婚活用のマッチングアプリとは違い、男女ともに無料のマッチングアプリは登録年齢も名前もいい加減な人が多い。顔も一部だけ載せたりスタンプで隠したりと、はっきりとは見せていないのが普通。顔がはっきり分からない相手とトークを交わす。
下ネタが横行しており、会話も交わしていない相手から「エッチしませんか」というトークが送られてくる。これくらいなら出会い系アプリでは日常茶飯事だが、度肝を抜かれるトークが送られてくることもある。「唾液ください男」は、まさにそんなトークを送ってきた人物だった。