まだまだ続きそうな物価の値上げラッシュ。家計への影響も出てくるなかで、割とすぐに始められるのが食費の節約ではないでしょうか。そこで今回は、Instagram(@chan.chan_chii)やブログで簡単レシピを投稿している、おうち料理研究家・料理ブロガーのちゃんちーさんに節約レシピを教えてもらいました。

二男一女の3児のママでもあるちゃんちーさんは、これから迎える春休みの朝昼晩の3食のごはん作りを考えると少し遠い目になっているそうですが、美味しいのはもちろん、食べることが大好きな子どもたちに満足してもらえる節約おかず作りを日々意識。今回は、そんなちゃんちー家の常備食材のひとつであり、節約に役立つ優秀食材「ちくわ」を使ったおかずをご紹介します。ちくわはメインのおかずには物足りないと思う方も多いかもしれませんが、アレンジ次第で立派なメインおかずになりますのでぜひお試しください。

ちゃんちーさんのこれまでのレシピ一覧▶︎

栄養もあるコスパ食材「ちくわ」が主役

我が家の子どもたちはまだ小学生と幼児ですが、学校から帰ってきたり、特にスポーツをして運動量の多かった日は、いつもより食べる量が増えて多めにおかずを作っても足りないなんてこともしばしば。

 

食べ盛りのお子さんのいる家庭では、節約しながらいかに“かさ増し”するかも悩みどころかと思います。これから春休みに突入し、朝昼晩の3食を作るご家庭も増えてくると思いますので、前回の記事に続いて節約レシピをご紹介。参考になれば嬉しいです。

前回はもやしをメインにした節約おかずでしたが、やはり子どもたちにとってはお肉がメインのおかずの方が満足度は高いですよね。だからといって節約のためにお肉の量を減らしたり、たとえばトンカツのお肉を薄切り肉で作るなどをすると、どこか物足りなさを感じてしまうかと思います。

そこで今回は、我が家では必ず冷蔵庫に常備しているちくわを使った節約レシピをご紹介したいと思います(我が家ではちくわを小腹が減ったときのおやつとして食べたり、補食として食べることがあるので冷蔵庫には必ずあるのです)。ちくわもまた低コストで価格の変動が少なく、使い回しやアレンジがしやすいコスパ食材のひとつ。

そして、ちくわの原料は魚のすり身なのでお肉と同じ動物性タンパク質。主に原料に使われているのは白身魚が多いので、比較的低脂質で高タンパク、そして鉄分やビタミン類も含まれていて体に嬉しい栄養もたくさん。使うちくわの原料によって弾力や味(旨み)も違うのでいろんなメーカーのちくわを試してみるのも面白いかもしれません。

また、ちくわのおかずというと副菜になりがちですが、切り方や調理法、味付けによってお肉に近い食感や満足感を出すこともできます。今回は大人のお酒のおつまみにはもちろん、子どものごはんも進む、ちくわで作るレバニラ風炒めをご紹介。食べ応えがアップするポイントもお伝えしますのでぜひ作ってみてくださいね。

写真/著者提供