
2023.03.15
【独自】カレー事件・林眞須美死刑囚の長女は、なぜ16歳の娘を死に追いやり、飛び降り自殺したのか《夫が語った事件の真相》

頭を2回踏みつけて
──それ言われて、反論は?
「(心桜さんが)死ぬかどうかはわからなかった。何度か病院に行こうと押し問答したが、強めに言ったんですよ。でも、どうしてもRは首を縦に振ることはなかった」
──心桜さんは亡くなる前、6月5日、6日は家事をせずに休んでいたんですね。
「そのときは、衰弱して食事もとれず、ゼリーや経口補水液を飲ませていた」
──6月7日のことを教えてください、
「仕事にいくと、RからLINEで『心桜さんがまた嘘ついている。動けるはずやのに5日、6日と寝てさぼっていた』と連絡があった。私が家に帰ると、心桜さんは洗い物など家事をさせられていた。心桜さんがサボっていたということはないと思った。
私も家事を手伝ったが、その後、心桜さんが洗濯物を干しているところにRが怒りはじめて、後ろから蹴った。心桜さんが前のめりで倒れ、洗濯物のハンガーなどが落ちたのです。
Rはそれを心桜さんのせいにして、頭を2回踏みつけた。トイレに行けずおむつをしていたほど弱っている心桜さんに、むちゃくちゃなことをするなと止めた」

──6月8日に、一家心中を考えたのか。スマートフォンで練炭自殺、カスボンベ自殺とか検索していた?
「Rからこのまま一家心中しよう、調べろと言われて検索した。私は一家心中しようとは思っていない」
──6月9日、心桜さんが亡くなった日のことは?
「Rと2人で子どもの幼稚園の迎えにいった。前夜は遅くまで、心桜さんを病院に連れていくことを(Rさんに)説得していた。体力、精神もぎりぎりでRに『休ませて』と許可を求めて会社を休んだ。午後に子どもの幼稚園を迎えに行ったが、帰ったら心桜さんが倒れていた」