2023.03.17

トレーニングはどれくらいの「頻度・期間」で効果が出るのか…その答えが「意外」なものだった!

ジムに通ってコツコツ運動しても、ストイックに追い込んだトレーニングをしても、なかなか思うような効果が出ないと感じる人も多いなか、「高強度、短時間、間欠的」のシンプルなタバタトレーニングが世界じゅうで人気です。欧米のアスリートや俳優やモデルなども、タバタトレーニングを取り入れて効果を実感しているコメントが寄せられています。

もともとは、アスリートのチームで経験的に組まれたプログラムが基本になったものですが、著者はさまざまなデータを取り、実験や研究を重ね、科学的に裏づけを取り、プログラムを確立しました。

アスリートから高齢者まで、それぞれに合った「高強度、短時間、間欠的」な運動であれば、体力をつけ、パフォーマンスを出すことができる理由を徹底解説。10代から高齢者まで年齢別に、また「趣味のスポーツのパフォーマンスを上げたい」「体力をつけたい」「筋肉を増やしたい」「健康維持」など目的別のトレーニングを紹介します。

*本記事は『1日4分 世界標準の科学的トレーニング 今日から始める「タバタトレーニング」』(ブルーバックス)を抜粋・再編集したものです。
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運動時間とトレーニング効果

時間とは、持続的な運動では運動時間、間欠的運動ではセット数なども使って表します。

一般に、最大酸素摂取量の50%以上の強度の運動の場合、運動時間が長くなればRPEが上昇します(つまり、だんだんきつくなります)。このような場合は、生理学的指標も変化します。トレーニングによる適応の刺激(筋肉におけるトレーニングの鍵を握るような酵素活性)が、運動時間により変化する場合には、運動時間がトレーニング効果に影響を与えることが考えられます。

また、最大酸素借に対するトレーニングのように、当該運動中に最大酸素借を、どの程度使うかという度合いでトレーニング効果が異なることも考えられます。すなわち、高い強度の運動でも最大酸素借の一部しか使わない短時間の運動トレーニングよりも、疲労困憊まで行い、最大酸素借が観察されるようなセット数のトレーニングを行った方が、最大酸素借に与えるトレーニング効果が大きいことが多くあります。

最大酸素摂取量を増加させるようなトレーニングを考えた場合も、これは当てはまる可能性が高いと思われます。したがって、体力、特に最大酸素摂取量を増加させるためのトレーニングでは、ある一定の時間運動を継続する必要があると考えられています。

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