2023.03.27
# 年金

実は112万人が放置している「超もったいない年金」を受給する方法

過去に遡って受け取れる

勤め先の企業に応じて、国民年金に上乗せして支払われる企業年金。しかし統計データによると、請求せずにもらい忘れている人が112万人もいるという。

前編記事『112万人が忘れている「申請しないともらえない年金」をご存知ですか?』に引き続き、忘れられた企業年金を受け取る方法を紹介する。

結婚して苗字が変わると…

請求していない中でも多いのが、そもそも通知が届いていないケース。企業年金連合会が年金を請求するように通知しても、その通知自体が手元に届いていない人が約65万人もいます。

なぜ通知が届かないのかといえば、当時から勤め先や住所が変わっているから。マイホームを買って住所が変わったり、転職していて届かないというケースもありえます。

特に女性の場合だと、社会人になって企業年金のある会社に勤め、5~6年すると結婚して退社するというケースが昔はかなりありました。結婚したことで、苗字や住所が変わる人がかなりいます。ですから、働いていた頃の名前や住所で通知を出しても、届かなくなっているのです。

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しかも、30年も前の話なので、本人も会社勤めをしていたことは覚えていても、その会社に企業年金があったかどうかまでは覚えていないことがほとんどでしょう。

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