女優・華村あすかが語る「これはカミサマが私を試したチャンスだった」写真集「真価論」で見せた覚悟
3月18日に写真集「真価論」を発売した女優の華村あすか。前半記事『女優・華村あすかが進化! 脱ぎ捨てて自然体で臨んだ写真集『真価論』の撮影秘話に迫る!』では、その制作に至るまでには「大きな壁」があったことについて明かした。そこで後半記事では、貴重なオフショットとともにさらに彼女自身の内面についても深堀していく。
偶然出会った運命の一曲
実はこの写真集のタイトル『真化論』はまさに華村自身だった。
華村「タイトルを決める時に英語の言葉や、カッコいい言葉も考えました。そんな時に、私が考えていた言葉を全て書き表してくれたような一曲と出会ったんです!」
シンガーソングライターの琴音氏の楽曲の一つである「真価論」だ。

歌詞には華村自身を表すような言葉、華村が求めていた言葉の数々が記されていたという。
華村「琴音さんの曲はデビュー初期から聞いていたのですが、この曲を聞いたときに『何だこれは!』と思って、ゾワッとしたんです」
同時に「写真集のヒントになるかもしれない」と目の前が開けた瞬間でもあったと明かす。
華村「昨年は私自身が見た目を変えたり、気持ちを変えたり、そんな変化があった1年でした。私自身の『進化』と、ずっと求めていた真の部分である『真価』。そこで進化と真価とをかけて、アルバムの題名からタイトルをお借りしました」
『真価論』、まさに華村が踏み出した進化の道筋でもあった。すると華村はそれ以前の、殻にこもっていた頃の自分自身の内面についても掘り下げながら語った。

華村「自分の内側に熱を秘めているタイプなんですが、自分の感情や自分自身をさらけだすことがずっと怖かったんです。こうしたことは『しちゃいけない』『言ってはいけない』と思っていました。自分でいたい、というよりも、当たり障りなく、周囲に迷惑をかけないように生きていかなきゃ、と思っているタイプでした」
華村はそう吐露する。「自分が自分でなかった感じがする」と話すように、秘めた熱とは裏腹に自分の内面を自分自身で隠さなければならなかった。
こうしたチグハグな感情は華村自身をドンドン追い込んでいったのだ。
華村「変わらなきゃって思っていました。この気持ちのまま続けられるのかな……って」
そんなとき、華村自身を変える「ある出来事」が起きた。