仄聞するところでは、政治の「取材者」であり「当事者」でもある渡辺氏に「教えを乞う」というよりも「勇気を与えてもらう」というのが実相に近いようだ。まさしく効果てきめんなのか、最近の岸田氏は意気軒昂であり、高揚感が漲っているという。
韓国の尹錫悦大統領(16日)、オラフ・ショルツ独首相(18日)と相次いで会談した。さらに19日夜にインドの首都ニューデリーに向けて発ち、20日にはナレンドラ・モディ印首相と会談する。岸田外交ラッシュである。
恐らく23年度一般会計予算成立後の31日にウクライナの首都キーウを訪れてウォロディミル・ゼレンスキー大統領と対面し「日本はあなた方と共にある」と表明するのではないか。0泊3日の超強行日程だ。こうした外交成果を掲げて4月の統一地方選・衆参院5補選を戦い、G7広島サミット(5月19~21日)に議長として臨む腹積りなのだろう。