2人のお子さんの小学校受験を経験したフリーアナウンサーの青木裕子さんによる、日々の「子どもとの学び」を提案する新連載がスタートします。小学校受験では、季節ごとの“植物”や“行事”について問われたり、生活力が問われるような試験がおこなわれます。365日様々なところにある「学び」のチャンスですが、慌ただしく暮らしていると意外と忘れてしまいがち。青木さんが子育てをするなかで、お子さんのために徹底的にリサーチをし、親子一緒に体験した「学び」の数々を毎月2回シェアしていただきます。
桜が咲き始めた今、親子で楽しみたい「お花見」。今回はお弁当作りが好きだという青木さんが考える「お花見のお弁当」について綴っていただきました。
『子どもにとって、いい教育って?』をあわせて読む
お花見にお弁当。小学校受験の課題に出ることも
桜が見ごろを迎えています。お弁当をもってお花見に行くのにぴったりの季節です。ここ何年かは、レジャーシートを敷いてゆっくりお弁当を食べることもはばかられる状況でしたが、今年は広い公園でのお花見を楽しみたいなあという気分です。

子供たちは花より団子、もしかしたら団子より公園遊びかもしれませんが、ピクニックというだけでワクワクするのは大人も子供も共通ですね。私は、お弁当作りが比較的好きなので(決して得意ではありませんが)、お花見のお弁当を何にしようか考えるのも楽しみです。特別なものではなくても、お弁当箱というのは、料理に特別感をプラスしてくれるものです。
そうそう、小学校受験の課題にはよく、お弁当作りの工作が出されます。いろいろな材料を使ったり、粘土での制作だったり。そのためというわけではありませんが、お弁当に入っていると嬉しいものをいくつか思い浮かべることが出来るというのは幸せな記憶になりますね。
まあ、幼稚園のお弁当も含めて、頑張っていたつもりなのに、息子が“ざるそば弁当”を制作したときには苦笑してしまいましたが。
その他にも、折り紙でニンジンが丸々一本入ったお弁当を作っていましたし、親がお弁当作りを頑張る≠子供が工作で上手なお弁当を制作するではないと身をもって実感しています。また逆もしかり。それでも、親の心子知らずとは感じつつ、楽しかった思い出として心のどこかに刻まれていればと一縷の望みを持ち続けています(笑)。



ちなみにお花見の時には、私はお重を使うのが好きです。家族みんなでお重を囲む時間はとても幸せで、本当に大切なのはこの時間なのだと思いもするのです(でも学びがあるといいなと欲目が出るのも決して悪いことではないと思っています)。