2023.03.25
# エンタメ

松本人志が最後の『ワイドナショー』で見せた怒りの「正論」とまさかの「暴論」

半分は正しく、半分は微妙

松本が最後に放った偽らざる本音

松本人志が3月19日の放送で『ワイドナショー』(フジテレビ系)の出演を終えた。2013年10月に月曜深夜24時台でスタートし、半年後の2014年4月には日曜10時台に移動。裏番組の『サンデージャポン』(TBS系)と並ぶ日曜午前の名物番組となり、間違いなく番組の顔は松本だった。

しかし、昨年4月から松本は隔週出演になり、今春は番組卒業。最後に放ったコメントには、不満、怒り、あきらめなど、松本の偽らざる本音が詰まっていた。

コメントの内容は、主にネットニュース論と視聴率の2点。番組が終わると一斉にこのコメントは報じられたが、その2点を掘り下げ、核心に迫るメディアはなかった。

なぜ松本があえて負の感情をあらわにしたにもかかわらず、メディアは掘り下げようとしなかったのか。それは松本が言っていたことが半分正しく、半分微妙なところがあったからだろう。

ダウンタウンの松本人志[Photo by gettyimages]
 

「キリトリ」をあんなに嫌がった理由

まず松本が番組のエンディングで話したコメントをあげておこう。1つ目はネットニュースに関する下記のコメント。

「最初はホント楽しかったんですよ。今も好きですけど。最初は自分の中でストレス発散になる番組だったんですよ。何かだんだんそれがね、いろいろストレスをためる番組になってきたのが否めなくて」

最初に発したこのコメントこそ、松本の偽らざる本音であり、「ストレス」が番組卒業の理由なのだろう。

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