家に猫を残すリスク
留守番経験のほとんどない猫を、ひとり自宅で置いて行く。
後ろ髪はひかれるが、仕方がないことである。
そんなとき、できるだけ猫にストレスを与えずに留守番させるのは、どうしたらいいか。
そう動物行動学を専門にする高倉はるか先生に訊くと、答えは「自宅に残す」か「動物病院かペットホテルに預ける」だった。寂しくないようにと、猫好きの友人に預けるのは「ダメ」と教わった。その理由については、前編「2泊3日の旅行、さみしがりやの愛猫を「猫好きの友達に預ける」がNGの理由」で、くわしくお伝えしている。
だが「自宅に残す」には、さまざまなリスクもあるという。
以前動物病院にも勤務していたはるか先生には、「見えないところにうんちをしていた」「ソファにおしっこをかけた」「外に出てベランダと屋根の間に入り込んでいた」など、留守中に起きたトラブルの相談もあった。
中には、命にかかわる事態になることも考えられ、家人が留守する時は準備が必要だそうだ。
後編では、留守番中にやってはいけないことを、はるか先生のコメントでお送りする。
