2023.03.29
# 日本株

アメリカ発「金融危機」でも関係なし!日本株「超・絶好調銘柄」の正体とパニック相場を「投資チャンス」に変える「全18銘柄」を一挙公開!

世界の中央銀行の利上げによって金融危機が広がり、今後も波乱相場が予想される。

デフレに見舞われてきた日本では、急激なインフレが進行中。勤労世代には未知のインフレは、円安と相まって日本経済を窮地に追い込んだ。

ところが、最悪な環境の中でもそれをもろともせず、成長を続ける銘柄がある。現在の日本株を詳しく分析したストラテジストの大川智宏氏が厳選した「全18銘柄」を一挙公開する!

成長力のある銘柄を厳選する!Photo/gettyimages
 

インフレに勝ち続ける企業たち

前編『「パニック相場」と「円安・インフレの大不況」…日本経済「四面楚歌」、そのヤバすぎる真実とそれでも生き残る「希少銘柄」の意外な関係』につづき、日本を襲っているインフレ環境下でも、購買意欲の減退や費用の増加をものともせず、順調に業績を成長させ続ける企業を探していこう。

具体的にどのような方法で銘柄を抽出していくべきだろうか。今回は、シンプルに「実質売上高成長率」と「マージン改善率」2つの要素を用い、その成長力の強さを判定基準としたい。

まず、実質売上高成長率についてだが、その名の通り、売上高成長率を実質化したものを指標として定義する。具体的には、売上高を消費者物価指数で除したものを実質売上高とし、その対前年比成長率を計算する。

図:実質売上高成長率の考え方

出所:智剣・Oskarグループ
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この数字がプラスになっていれば、物価の上昇を上回る売上高の成長が達成されたことを意味する。つまり、消費者物価の騰落、インフレの影響を排除した売上高の成長率が可視化されるのだ。

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