2023.03.29

フリーランスAV女優“最上一花”の壮絶人生…うつ病・ADHDで仕事を辞めても頑張れるワケ

2020年に秋葉原のAVショップ店員から転身、老舗単体AVメーカーよりデビューしたAV女優・最上一花。自由と新たな活躍の場を求め、2023年に事務所を円満退所し、現在はフリーランス女優として新たな舞台で奮闘している彼女にインタビューした。

前編では壮絶な高校時代の話を紹介したが、後編となる本稿では、高校卒業後からデビューに至るまで、デビュー後の自分自身との向き合い方、フリーランス女優としての活動などについて聞いた。

大学ではボッチでバイトと勉強三昧の日々

――高校卒業したら管理者側に出世するんですね…。大学進学は奨学金を使ったのですか?

最上:奨学金とバイト代、あと祖母にも100万円ほど無心しました。大学時代は携帯電話の販売の派遣スタッフ、ビデオ屋とか、めちゃめちゃバイトしていて。スナックのバイトで深夜4時とかに自宅へ帰り、大学の課題をやって寝ずに大学に行くという生活でした。Fラン大学の心理学専攻でしたが、学年1位になるくらい成績が良かったので、教授から大学院を勧められたことがあります。

 

――お金を必死に稼ぎながら、勉強にも本気で取り組む。最上さんからしたら周りの学生は別世界の住人に見えたのでは?

最上:大学内では完全にぼっちでした。食堂に“ぼっち席”があって、ずっと一人で壁を向いてお昼ごはん食べていた思い出があります。当時すでに働くことに疲れきっていたので、就職せずに勉強を続けたいとも思ったんですけど。母が「就職しろ」とめちゃくちゃ圧力をかけてくるし、新卒で就職しないとヤバいのかなとも思って大学院進学は諦めましたね。

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