日本人に足りない動物への尊重
3月24日に放送された朝の情報番組「スッキリ」（日本テレビ系）が起こしたオードリー春日のペンギン池ダイブ騒動。番組MCの加藤浩次が煽り、ペンギンの餌やり体験をしている春日が「足を滑らせて」池に落ちた。スタジオ内で出演者が笑っている映像が流されていたが、笑いを取るどころか動物を愛する多くの人々の怒りを買った。
前半記事『「『スッキリ』のしたことは動物虐待です」動物愛護関係者が激怒する加藤浩次＆春日「ペンギン池ダイブ」のヤバすぎる問題点 』から続けて紹介する。
汐留の日本テレビ社屋（Photo by iStock)
まねきねこホスピタルの石井万寿美・獣医師も、こう不快感を露わにする。
「今回の騒動は、番組制作者や出演者が動物たちの尊厳について、考慮が足りないからこそ起きたと思っています。笑いのためなら動物たちの尊厳を傷つけてもいい、という考えです。後日その行為について謝罪していましたが、真剣さが足りないように思いました。番組制作者も出演者も、そして一部の視聴者も何が問題なのかわかっていないのでしょう」