おいしいものを食べて、買いものもして、自然のなかで思いきり遊んで、参拝もして。ゼロ・ウェイストなどの取り組みだけでなく、その地に生きる人びとの暮らしに触れるのも、環境や未来を考えるサステナブルな旅。2025年の大阪・関西万博に向け、また変わりつつある「徳島」を、“まるごと”めぐっていきましょう。
今回は、チャットモンチー解散後、故郷・徳島へ拠点を移して活動するミュージシャンの福岡晃子さんがプランニングした1泊2日の徳島旅をご紹介します。
福岡晃子レコメンド
1泊2日、徳島にまた帰ってきたくなる旅
1泊2日の短い滞在でも、「また帰ってきたい!」と思える、余韻が残るようなプランを考えてみました。昔からある徳島の風景から、最新の徳島まで、ぜひ味わってみてください。

エリア:鳴門市 徳島市 上勝町
移動手段:レンタカー
グルメ度★★★★
カルチャー度★★★☆
DAY1 AM
大鳴門橋遊歩道〈渦の道〉で渦潮を見学!
まずは鳴門へ向かいましょう。渦潮を見るのです! 渦潮が見られる時間は毎日変わるので案内サイトで確認を。渦潮がなくても、海上45mからの景色は圧巻。
渦の道
鳴門市鳴門町(鳴門公園内)エディより徒歩3分
☎088-683-6262
〈舩本うどん 本店〉で「鳴ちゅるうどん」を食べる
渦の道から車で約15分。チュルッとすすれる短くやわらかい麺が特徴の鳴ちゅるうどんは、私が愛する徳島麺類のひとつです。
舩本うどん 本店
鳴門市鳴門町高島字中島26
☎088-687-2099
霊山寺で御朱印をいただく

四国八十八ヵ所の一番札所で、鳴門では必ず立ち寄りたい。初めて納経帳に御朱印をいただいた思い出の場所。
竺和山 一乗院 霊山寺
鳴門市大麻町板東字塚鼻126
☎088-689-1111
〈道の駅くるくる なると〉でお土産をチェック
とにかく徳島特産品の種類が豊富。旅の初日でも、リサーチでぜひ!
道の駅くるくる なると
鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1
☎088-685-9696
DAY1 PM
〈安兵衛〉でランチついでに一杯
徳島市に戻り、バンド仲間御用達の、その名のとおり安くて有名な大衆居酒屋へ。昼から呑んでもよし、定食を頼んでもよし。
安兵衛
徳島市一番町3-22
☎088-622-5387
徳島のまちを川から眺める
川に囲まれた中洲を約30分周遊する「ひょうたん島クルーズ」。橋の下をくぐるなど、次々と風景が変わって意外にスリル満点。“水の郷”徳島を実感する。まちを低いところから見るのもいい。
ひょうたん島クルーズ
受付:新町川・阿波製紙水際公園ボートハウス前ほか
☎090-3783-2084(新町川を守る会)
〈阿波おどり会館〉で徳島の代名詞を体験

夏だけじゃない! 年間通じて阿波おどりが見られるばかりか、参加もできる施設がここ。1階の土産売り場〈あるでよ徳島〉も充実しているので立ち寄って。
阿波おどり会館
徳島市新町橋2-20
☎088-611-1611
眉山の山頂からまちを一望
阿波おどり会館の5階から出発する眉山ロープウェイに乗って約6分で、標高290mの山頂に到着。万葉集にも詠まれた、古くから愛されてきた眉山からは、徳島市内や広がる海が一望できる。山頂は春には桜、秋は紅葉が美しいため散策にも最適!
眉山ロープウェイ山麓駅
徳島市新町橋2-20(阿波おどり会館内)
☎088-611-1611
〈鳴帆渡〉で海鮮に舌鼓
徳島の海の幸、山の幸を堪能できる和食店。個室もあって落ち着いた雰囲気で、旬のものを楽しむことができます。私はとくにここの「白菜箱寿司」が大好物です。
籠屋町 鳴帆渡(なるほど)
徳島市籠屋町2-25
☎088-622-3668
シメは〈萬作〉の「たらいうどん」

まだお腹に余裕があったら、萬作のたらいうどんをシメに。20時開店(朝3時まで)なのでご注意を。
萬作
徳島市紺屋町23-1
☎088-652-1430
1日目終了! 徳島市内に宿泊。