筆者は「男性は奥様から芦名さんの悪口を吹き込まれているため、芦名さんのことを甘く見ています。そして不倫に対する罪悪感も薄いでしょう」と伝えましたが、祐樹さんは怒りの衝動をおさえることはできませんでした。
祐樹さんは17時から会社の受付で待機。
男性が退勤するタイミングで後を追い、「桃花の夫だ。話がある」と言い、立ち止まるようにジェスチャーをしたのです。しかし、男性は祐樹さんの制止を振り切り、「それなら証拠を出せよ、証拠!」と吐き捨て、逃げるように速足で歩き始めたのです。
祐樹さんが調査書を突き付けると、男性が顔色を変え、生唾を飲み込んだのですが、今度は「俺は無実だ。妻子がいるなんて知らなかったんだから!」と言い逃れ。
さらに「彼女はもうすぐ離婚するって言っていたぞ。それなのに夫だからって、俺たちの関係に首を突っ込むなんておかしくないか?!」と逆ギレしました。
挙句の果てには「最初に誘ってきたのは彼女の方だぞ。俺より先に彼女に聞いてくれよ!」と逃げ腰の態度をとったのです。