不倫された夫が味わった「最悪の結末」
15分ほど押し問答を続けたところ、突然、玄関先にパトカーが停まり、警察官が祐樹さんの前に立ちふさがりました。
「新田さんから通報がありました。芦名さんが新田さんのことを逆恨みし、実家へ乗り込み、両親が殺されるかもしれないと言っています」
警察官が祐樹さんのカバンをはぎ取り、中身を確認したところ、そこには一本のナイフが潜んでいました。
警官が「これは何ですか?」と尋ねると、祐樹さんは「護身用です。家のなかに何人いるか分からないし、密室で多勢に無勢で何をされるか…お父さんは仕事柄、力が強そうだし」と答えたのですが、相手にしてくれません。
結局、祐樹さんはパトカーに乗せられ、警察署に連れていかれ、事情を聞かれることにまりました。