《山川の強制わいせつ致傷、坂本の中絶トラブル、田中の不倫とDV疑惑…》「選手の止まらない性スキャンダル」…なぜプロ野球界は醜聞に甘すぎるのか?

昨年に発覚した巨人・坂本勇人の中絶トラブルに続き、今度は西武の主砲による醜聞が明らかになった。球界はいつになったら気づくのか。プロ野球選手が「憧れの職業」でなくなる日が近づいている。

醜聞に甘すぎる野球界

「スター選手ともなれば知名度もおカネもあってよくモテる。そんな恵まれた環境に慣れて驕りが出る部分もあって、今回のような事件が起こるのでしょう。報道が事実なら、山川には重い処罰が下されるべきですし、WBCで世界一に貢献した大砲がプレーできなくなるのは球界にとっても大きな損失。とても残念です」(プロ野球解説者の江本孟紀氏)

5月11日に発覚した情報によれば、西武の4番として3度のホームラン王に輝いた山川穂高(31歳)が昨年11月、都内のホテルで20代の知人女性を無理やり押し倒し、下半身に怪我を負わせたという。女性は被害届を提出し、警察は強制わいせつ致傷容疑でWBC終了直後に山川を事情聴取した。本人は無理やり性行為に及ぼうとしたことについては否定したものの、現在は実質的な無期限謹慎中だ。

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「もし山川が逮捕されるようなことがあれば、解雇の可能性は高い。実績は充分な選手ですが、球界復帰は相当難しいでしょう。ただ、もし今回の件が不起訴・示談になれば、一定期間の謹慎の後に試合に復帰する可能性は高い。なにせプロ野球界は下半身スキャンダルに甘いですから」(スポーツ紙ベテラン記者)

'90年には当時の大洋ホエールズのエース格だったX投手が、少女に対する連続強制わいせつ・公然わいせつ容疑で逮捕され、即解雇となった。

 

「大洋の主力だったXの事件は衝撃的でしたね。近所に住む少女のスカートの上から体を触っただけでなく、下着の中に手を入れたり、自らの性器を触らせたりしていたのですから。刑事事件化しましたし、さすがに永久追放かと思ったのですが、2年間の浪人生活の後に別球団で復帰したときはさらに驚きました」(同・記者)

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