憧れの「地上30階のタワマン生活」に夢が膨らみ…世帯年収「1400万円」の「パワーカップル」に降りかかった「悲惨な末路」
そもそもパワーカップルの定義とは
皆さんはパワーカップルの定義をご存知だろうか?
パワーカップルという言葉はいがいに歴史が古く、1980年代にアメリカで使われ始めたのが最初と言われている。日本では1990年代つまりバブル崩壊後から使われ始めたようだ。
調べてみると具体的な「定義」は存在しておらず、一般的にはカップル双方が社会的・経済的・キャリアなどにおいて「成功」している場合とされている。

「成功」の定義はさまざまであり、個人の主観にもよる。それでは話が進まないので、この記事においては「夫婦双方が高収入を得ている共働き世帯で世帯収入1000万円以上」をパワーカップルと定義とさせていただく。
成功して金銭的に余裕ができたからといって周りにひけらかす必要はないが、衣服や車、住居などにこだわりを持つ方が増えるように思える。その典型がタワーマンションだ。
世間的にもタワーマンションに住んでいるというだけで、成功者であると認知されるようなイメージがある。
もっとも、人気のタワーマンションは立地や利便性・建物グレードは言うに及ばずコンシェルジュサービスなども充実しており、それにより資産性も高く経年変化による下落率も小さい。時代によっては購入価格以上で販売することができるのだから、不動産投資の対象としても有効である。
居住することにより優越感が満たされ同時に資産形成にもなる。そのような側面から考えれば、パワーカップルが多少の無理をしてでもタワーマンションの購入を検討するのは必然かもしれない。