2023.05.26
# 不動産

誰もが羨む地上30階のタワマンを購入したが…世帯年収「1400万円」の「公務員夫婦」に訪れたヤバすぎる数々の「落とし穴」

奥林 洋樹 プロフィール

営業マンの決め台詞

とどめになったのは、

「高額な買い物ですから悩まれるお気持ちは充分に理解できます。ですが奥様や娘様はずいぶん気に入られているご様子だとお見受けしました。一般の方であれば購入も難しい高額物件ですが、Aさんご夫妻であれば充分に手が届く物件ですし、何より人気物件で注目を浴びています。悩んでいるうちに他の方が購入してしまいますよ」

と、売約済みの花がたくさんつけられたボードを指し示しながらの営業トークだ。

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一度自宅に戻って家族で相談したかったが、

「悩んでいるうちに他の方に契約されてしまう。ひとまず申込金を収め書類(申込書)に署名してもらい既得権を得てしまうほうがよい」と促された。

この時点で固定資産税や管理費・修繕積立金のほか、入居者の生活レベルにあわせての暮らしにまで考えが及んでいればその後の悲劇は防げたのかも知れない。だが営業マンは考える猶予もあたえずたたみかけてきた。

Aさんとしてはとりあえずとの気持ちで申込書を差し入れたのだが、気がつけばあれよあれよという間に契約日や住宅ローンの申込先などについても話が勧められていた。

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