2023.05.25
# ライフ

《妻からのヤバすぎるDVが増加中》「夫と浮気相手の女をメチャクチャにしないと気がすまない」…「超強気妻の恐怖」と探偵に尻尾もつかませぬ「忍者夫」

増加している「女性」「妻」によるDVの実際

夫婦や恋人たちという間柄で、ちょっとした諍いがエスカレートし、相手から暴力をふるわれることは現代でもままあることだが、そのほとんどは男性から女性に対しての暴力が圧倒的に多い。

2023年3月3日に更新された、警視庁の『配偶者からの暴力相談等受理状況』によれば、昨年の件数は8,389件で、前年から378件(4.7パーセント)増加している。相談者の性別は、女性からの相談が全体の79.4パーセント(6,657件)を占め、男性からの相談は20.6パーセント (1,732件)であることから、約3倍以上も多いことになる。

また相談者と行為者の関係は、婚姻関係(元を含む)が6,070人と全体の72.4パーセントを占め、夫婦間でのトラブルが暴力へと発展するケースが多いようだ。

しかし、近年、理由は様々だが、女性から男性に対してのDVが増えているという。しかもそれは、時に殺人や殺人未遂に発展するケースもあるというのだ。確かに令和4年版の『犯罪白書』によれば、女性による「殺人」「障害」「暴力」事件は、平成23年には4,113件だったが、令和3年には5,265件と1,000件以上も増加している。そして特に夫婦間においても、その増加傾向は顕著に推移している。

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内閣府の男女共同参画局が設置する「配偶者暴力相談支援センター」が受け付けた、配偶者からの暴力に関する男性(夫)からの相談件数は、平成27年度は2,001件だったのが、令和3年には2,489件と20%以上も増えているのだ。

これらのデータを見る限り、今や女性の暴力も一般的になりつつあり、常に妻や恋人の影に怯え、汲々と暮らしている男性が増えているのかもしれない。今回はそんな男性の浮気調査に関するケースである。

藤代香苗(仮名・39歳)さんが、弊社に調査依頼に訪れたのは、4年前の冬のこと。話を聞いた担当者の最初の印象は単純な浮気調査というモノで、まさかそれから6ヵ月以上に及ぶ追跡劇を繰り広げることになろうとは思いもしなかったという。

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