初心者でも覚えやすいシンプルフレーズながら、確実に伝わる英会話を提案している、オンライン英会話スクール講師・mamiさんによるFRaU web連載「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」(毎週金曜更新)。

今回は、英単語が連立し、その文字から連想される意味とは異なる意味になる英語のイディオムについて。類似表現や比喩から成り立つものが多いのも特徴です。ネイティブも頻繁に使うイディオムの中から3フレーズを紹介します。

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★mami流・英語を話すときの心得★
「間違えないように言わなきゃ」と気負う必要は全くありません。一番大事なのは「相手に伝えること」。カタコト英語でも問題ナシ! 「英語がしゃべれないから……」と、困っている外国人を見て見ぬふりせず、積極的に話してみましょう。

 

覚えておきたい慣用句の意味と使い方

「old school」は「古い学校」、「bread and butter」は「パンとバター」など、英語をそのまま訳してしまっていませんか? 実はこれらの英語は違った意味もあるんです。ネイティブもよく使う表現をいくつか解説していきます。

【1】piece of cake 「めっちゃ簡単」

【解説】「It’s a piece of cake!」という表現があり、これは「めっちゃ簡単!」という意味になるスラングです。海外ドラマや日常会話でもよく耳にするフレーズで、カジュアルな会話で使います。「ケーキ」という意味ではないので注意しましょう。

【2】old-school 「古い・時代遅れの」

【解説】こちらは直訳すると「古い学校」となりますが、「学校」という意味は実際には含まれていません。「You’re so old-school. 」と言うと「あなたって時代遅れだね」という意味になり、友達同士の会話などでよく使われます。

【3】bread and butter 「生計を立てるための仕事」

【解説】「bread and butter」と言っても「パンとバター」という意味は全くありません。これは「生計を立てるための主な職業」という意味になり、「Teaching is my bread and butter.(教師が私の仕事です)」という使い方をします。

今週はここまで。mamiさん監修「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」は毎週金曜日に更新!

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英語を話すために知っておきたい いらない英文法』(KADOKAWA)
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