2023.05.26
「長野たてこもり殺人」両親と大繁盛ジェラート店を経営していた青木政憲容疑者の素顔《昨年11月に自宅担保で300万円借金》《絶えない親子喧嘩》《趣味はサバイバルゲーム》
「殺したのは間違いない」
5月25日夕方、長野県中野市の青木正道市議会議長宅で発生した立てこもり殺人事件で、26日、青木氏の長男・青木政憲容疑者(31歳)が殺人容疑で逮捕された。
26日今朝4時半ごろ、青木容疑者がたてこもっていた自宅から両手を頭にのせて外に出てきたところ、長野県警の捜査員に確保されたという。
青木容疑者は「撃って殺したのは間違いない」と犯行を認めている。
この事件では、近所の住民・村上幸枝さん(66歳)が刃物で刺され死亡。さらにパトカーで現場に駆け付けた中野署警部補の玉井良樹さん(46歳)と巡査部長の池内卓夫さん(61歳)が猟銃で撃たれ殺害された。その後、政憲容疑者が父親の自宅に立てこもり危険な状態が続き、救助できなかった竹内靖子さん(70歳)も死亡が確認された。
政憲容疑者は、合計4人を一瞬のうちに散弾銃で撃ち、刃物で刺して殺害した。母親や親族の女性を人質にとり、約12時間も立てこもった。近年稀に見るみられない前代未聞の事件だった。
「政憲容疑者はあらかじめ、刃渡りが長めのサバイバルナイフを用意して犯行に及んだとみられる。散弾銃の許可証は持っていた。自分の散弾銃を使ったのではないか」
(捜査関係者)
犯行に使用した散弾銃は2015年から許可を得ていたという。政憲容疑者は、迷彩服に赤いベスト、サングラスという、のどかな田園風景が広がる地域には不釣り合いな服装で女性を刺し、警察官に散弾銃を向けたと地元の住民は証言している。
政憲容疑者とはどのような人物なのか。
「普段はおとなしく、両親の経営する農園の手伝いをしていた」
こう語るのは、政憲容疑者を知る近所の人物だ。