フェイスブックファンページ企業活用事例 Vol.4
ファン限定クーポンを提供するレノボ・ジャパン

フェイスブックファンページ企業活用事例 vol.1 はこちらをご覧ください。
フェイスブックファンページ企業活用事例 vol.2 はこちらをご覧ください。
フェイスブックファンページ企業活用事例 vol.3 はこちらをご覧ください。
2010年1月15日に、「フェイスブック」を扱った映画「ソーシャルネットワーク」が日本でも公開されます。「フェイスブック」という単語が、インターネットに強い興味のない人の口からも発せられるようになる日は近いでしょう。
昨年秋頃から、フェイスブックのビジネス活用も熱いテーマになっています。広告出稿を行う企業も増えてきており、フェイスブック広告の1クリックあたりの費用は、12月の1ヶ月間で15~20%程度上昇しています。ツイッターが2010年においてそうであったように、今年は「フェイスブック」がビジネス界を騒がす存在となっていくでしょう。
既にフェイスブックに取り組んでいる企業は数多く存在し、本連載でも過去3回、企業の事例を取り上げてきました。先行する企業の取組みからは学べることが多いため、引き続き積極的に取り上げて行きたいと思います。
ファンにならないと見えないクーポン
第4回ではパソコンのインターネット通販で知られる「レノボ・ジャパン」のファンページをご紹介します。レノボ・ジャパンのファンページの特徴は、「ファンにならないと見えないクーポン」を提供していることです。
レノボ・ジャパンのファンページにアクセスすると、「クーポン」タブが表示されます。「いいね!」を押すと空欄部分にクーポンコードが表示される仕組みになっており、ここで手に入れたクーポンはリンクされているショッピングサイトですぐに利用することができます。
このように、フェイスブックファンページのタブの中には「ファンにならないと表示されないコンテンツ」を設定することができます。欧米では子ども向けTシャツのTeesey Teesや、通販サイトのDIGISTOREなどが、レノボ・ジャパンと同様の「ファン限定クーポン」を提供しています。
インターネット通販を事業としているなら、限定クーポンの提供はおすすめの手法です。
全体の販売額のうち、どの程度がファン限定クーポンを使用したものなのかを計測することで、フェイスブックファンページの売上への効果も明らかにすることができるでしょう
(ただし、ファン限定コンテンツの表示には技術的な制約があり、あらゆるコンテンツをファン限定にできるわけではありません。設置に必要な具体的な技術情報とサンプルコードは私のブログにまとめてあるので、設置する場合は参考にしてみてください。)