2011.01.20

ツィッターを騒がす「天才経済中学生」はいかにして生まれたか

「異色対談」西田成佑×岩瀬大輔 vol.1

岩瀬: (友人に)社会科のプリントの件を、まわりのみんなはどう感じましたか?

西田: う~ん、まわりがどう思っていたかはわかりません。僕のお母さんは、「別に売ってもいいんじゃないか」って言ってましたけど・・・。

岩瀬: 西田さんは、視点が普通の中学生よりも大人の視点に近づいているんでしょうね。西田さんの目から見て、学校でおかしいなと思う部分が他にありますか?

西田: そうですね(ゆっくり考える)。基本的に日本の教育っていいシステムだなと思ってますので、あまり批判はしないんですが・・・。

岩瀬: どんな部分がいいと?

西田: 「知識をため込まないと、考える力はつかない」みたいなところです。

コスプレで歴史を学ぶイギリスの小学校

岩瀬: なるほど。このあいだ、お嬢さんがイギリスで教育を受けたという方から聞いたんですが、歴史教育がぜんぜんちがうんですね。日本は「1192ツクロウ鎌倉幕府」みたいな暗記してますけれど、そのお嬢さんがイギリスで受けた歴史では、こんな宿題が出たそうです。

「中世の村の歴史を知るには、どれが最良の資料となるでしょう」という問いで、これを理由と共に述べよという宿題です。
資料は3つ。
1:村の女の子の日記 
2:教会が付けている土地の記録 
3:議会の文書 です。

西田: へえ。

岩瀬: 僕は小学生までイギリスで生活していたんです。やはり歴史の授業では、清教徒革命を学ぶときなどは、まず有名な歴史上のあるシーンを描いた画を写生して、次に各自が扮装して、その(現場となった)お城に行ったりしました。国王側は貴族っぽい格好をして、オリバー・クロムウェル派は、地味な格好です。

 そんなコスプレをして実際に戦場を訪ねるんです。歴史の大きな流れを肌で感じさせるわけですね。日本とはとてもちがいます。もちろん基礎的な知識は必要だと僕も思います。結局はバランスなんでしょう。

以降 vol.2 へ。

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